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過ちては則ち改むるに憚ること勿れ

今晩和。 実は、こどもプログラミング教室に関わりはじめました。 そこで Scratch 言語についての見解を改めねば、と思ったのです。 実際に Scratch に触って、そのブロック構造を組み合わせたプログラミングを体験してみると、多角形や角丸長方形などを使い分けたシンボリックなブロック群が、そのまま処理構造の可能性を暗示していて、かなりオモシロくプログラミングを学習できるのです。 それと、ある程度の範囲でコーディングできるだけのブロックは整備されているので、モンテカルロ法のシミュレーションや、フラクタル図形の描画など、それなりにテクニカルなことはできてしまうのです。もちろん、ちいさい子供たちの多くは、思いおもいにゲームや便利ツールを作るのですがね。 システム開発はある程度、処理系依存の部分が大きい、とはいまだに感じてますが、それでも Scratch は非常にオモシロい学習用プログラミング言語で、その可能性はかなり広い範囲に及んでいる、と考えを変えました。 それにしても、こどもの面倒を見るって興味深いことですね。

よく練られた良書——『君に友だちはいらない』——の読後感

今晩和。 正直、爽快です。 一気に読んでしまいました。 瀧本 哲史 著『君に友だちはいらない』です。 2013 年の刊行になります。 https://amzn.to/2QNusRn いわゆる青少年向け啓蒙書と認識しています。 現代の軍師による戦略指南、と言えばよろしいか。 きわめて平易です。 スゴく、よく練られてもいます。 わたしはちょっと不遇の人生を送ってきました。 「最初の仕事」で過労になりドロップ・アウトしたのです。 そのタスクは『国際学会の上映会に中国の山水画を 3DCG アニメ化して入選させる』というものでした。まるっきりの新人であった私は、朝 10 時にタイム・カードを押し、夜中の 3, 4 時にタクシーで帰宅する、という当時のテレヴィ局ではありふれた仕事の仕方で、その短編作品の制作を下から支えました。上司は強制休暇月間、先輩は異分野から転籍の素人、という条件のもとで、必死でやったのです。 そして、作品は上映会に入選しました。 でも、プロトタイピングや小実験をろくに行わないような、「見た目が良ければ良い」という世迷い言をくりかえされて、わたしは過労で倒れ、そのままドロップ・アウトし、おかげで職をいくらか転々として流浪するような人生を送ってきました。 その過程で、さまざまな人に出逢ってきました。 特に、とある古いバーに二十年以上も出入りしているのが効いています。 いろんな業界の、いろんな人々とすれ違い、そのお話に耳を傾けてきました。 病を得て、かなり苦しんでいた時期が長いのも御存知の方は御存知ですが、それからもずいぶんと回復基調にあります。 本書の中で、ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへ、と昔の社会科の授業がなつかしくなるようなキーワードが最終章に出てきます。自分はこの、ゲゼルシャフトに相当するようなグループにいくつか参加をはじめて、いくらか経ちます。 本業もあるので、なかなか時間を捻出できませんが、勿論念頭にあるのは『仲間探し』と『冒険』です。 もう、老境に差し掛かった小生でも、かたわらから支えるようなことはできるだろう、と。 どうも国際的に経済がアヤシい雲行きです。 5 年 10 年はまた不況に喘ぐのかも知れません。 そこで、すこしでも仲間を増やして支え合うようなコミットメントを...

恐るべき凋落

今晩和。 とある界隈では有名な、大庭亀夫氏のブログに『満州という原泉』なる記事がアップされました。 https://gamayauber1001.wordpress.com/2018/12/04/manchuria/ ここで気になるのが次の引用です。 “しかもしかも、日本の経済は戦後最長の空前の好景気を続けながら市場の実質は縮退をつづけて、例えば株式市場でいえば、8%くらいのところにまでちぢんで来ているはずで、このことには実は重大な意味があって、以前ならば日本の経済あるいは財政が崩壊するなんてとんでもないことで、そんなことをされると、世界中が巻き込まれて大変な惨劇になってしまう。” 何を?と思ったので、いつものように『世界銀行』のデータでチェックしてみました。 そうすると、将に大庭氏の言うとおりだったのです。 これは実質的に 1975 年から現代(2015 年)までの、『世界の株式市場取引高』国別推移です。 ここでは 2017 年度と範囲外になっていますが、次のページのランキング上位 4 ヵ国を抜き出して、推移を比較してます。 https://www.globalnote.jp/post-12184.html こうして比較してみると、米国がアップ・ダウンがありながらも順調に成長しているのに対して、中国が猛追を仕掛けています。そこで低迷を続けて居るのが日英の2 ヵ国。ちょっと電卓を叩いてみると、2017 年度で、日本のマーケット・プレゼンスは約 8 %まで凋落しています。 先程の大庭氏ブログに戻って引用を続けると、 “ところが、いまくらいの大きさの経済にまで総体として小さくなってくれると、「条件によっては、なんとかなるかな?」というところまで来ている。 しかも例えば国債の買い手を見ればわかるが、日本の経済は、そういう言い方をすれば極めて特殊で、本来、国の経済を破壊する方向へ働くプレッシャーが、個々の国民の生活を破壊する方向へ自動的に転換されるように出来ている。 国がデフォルトになる前に、国民個々の生活がデフォルトになるなんて、冗談じみているが、日本という国にあっては現実なんです。” わたしは兼ねてから危機を予想していましたが、このようなかたちで怖れていた危機が顕在化していたことに率直に驚いています...

実質 GDP 成長率(IMF 統計)の推移が指し示すもの

今晩和。 御無沙汰しております。 きょうはちょっとメモを。 以下の IMF 統計に基づいた国際比較によって、世界各国の実質 GDP 成長率の推移をしばらく観察してみると、オモシロいことに気付くかも知れません。 https://www.imf.org/external/datamapper/NGDP_RPCH@WEO/JPN/USA/GBR/CHN/IND これから我が国だけでなく、いろんな国が苦境を迎えるのでは、と予測します。 たいへんですね、生き残ろうとすると。 お互いに助け合って好循環スパイラルを描けるようになれば、と祈ってしまいます。

Microsoft Power BI が使いやすくなっていた

御無沙汰しております。 先日のことですが、とある情報可視化(Data Visualization)のハンズ・オンに参加してきました。 講師はデザイナー出身の方で、デザイナーらしく、既存ツールを使いこなして情報可視化をする入門を教えてくださいました。そこで教わった Business Inteligence ツール、Microsoft Power BI について若干のメモを残しておきます。 Tableau (Public) もそうですが、昨今の BI ツールの革新っぷりには目を見張るものがあります。 一方、オープンデータも増えてきました。 当日のセミナーでは歴年の、 FIFA World Cup 勝敗データをつかって練習しました。 便利になったなあ、と思うのは各種データ(いくつかの CSV などなど)を読み込んで、そのあいだの関係性を定義したり、あらたなクエリを定義するだけで、生成されたグラフ間で連動するんですよ。 たとえば、元データには存在しないんですが、得失点から home / away、どちらの国が勝利したかの円グラフ(添付画面右下)の緑色の部分(home 勝利)をマウスでクリックすると、それに連動して、ほかのグラフでも当該部分が浮き上がったりして、表面上の変化をするのです。 ですから、1994 年アメリカ合衆国開催、2002 年日韓共催などのときは、(これまで北アメリカやアジアで開催されたことがなかったこともあって)away の勝率が高く見えるのです。 ここで私は両開催の場合、「サッカー先進国にくらべて開催国が早期に負けている」のかと思いました。しかし、おぼろげな記憶を辿ると、そんなことはなかった筈。 もしかすると、開催回数が少ないので、home / away の勝敗差が多くなっているのかも知れません。 こういった「分析」はさらに実データで検証して深めていく必要があります。 Power BI はその「取っかかり」を与えるのに打ってつけのツールに進化しつつある、と感じました。普段 MS を苦手としている自分でも頷くほどに。 今度、時間のあるときに Tableau Public や Google Data Studio といった、ほかの BI ツールとの比較もやってみたいです。 ...

手遊び

今晩和。 一年以上かかっていた原稿執筆がようやく校了し、休暇中です。 放送大学、来学期の履修科目の教科書も届きました。 今晩は手遊びの御紹介。 geogebra.org/classic/h4c8gr gx (二元一次)連立方程式の図解です。 各係数などに相当する頂点を移動させると、そのまま図解的に解が出せます。 いわゆる「クラメルの公式」が図像的にどのような意味を持っているか、可視化しただけです。 でも、こういうことをやりたかったんですよ。 馬鈴薯先生には、ほんとうに道を誤らせていただきました。 まあ、おかげでいろんなことを知る切掛にもなりましたが。 先日、大学時代の恩師を囲んで会食したときのことです。 数学教授である恩師曰わく、 「自分は、未知の扉をいくつか開けてきたが、ひとつの扉を開けると二十くらいの扉が見えてくる。でも、その開け方は分からない。そうすると『人類が知り得た知識なんて僅かなのではないか』という気さえしてきて、謙虚になる」と。 正直、おどろきの発言でもありました。 『実るほど 頭を垂れる 稲穂かな』。 平身低頭して、我が身の愚かさを恥じるばかりです。 いや、わたしはたいしたことできないのは自覚してます。 でも、まったくできない訳でもない。 すこしでも、人のお役に立てるように………別に好き勝手生きたって、咎められる謂われもないんですが、ね。 そろそろ休暇も終わりかと思われます。 人生のやりなおし、がんばるしかないです。

データ可視化に特化すべき

おはようございます。 随分と御無沙汰しておりました。 本業でバタバタとしておりまして。ようやく落ち着いたところです。 それにしても独学がなかなか進みませんね。 仕事も〆切に向かって忙しかったし、リゾーム状にいろんな方面に手を出しつつですから。 ただ、そこで肚に決めたことがあります。 自分は「データの可視化に特化すべきである」と。 勿論、そのメイン・ターゲットであるデータ・サイエンスの通習はします。 でも、自分の強みは分析者として、ではなく、分析されたデータを可視化することにある、と。 微妙な違いですね。(苦笑) というのも、やっぱりなんだかんだ言って、長年 3DCG の技術者(デザイナー)として研鑽を積んできたので、それを活かすかたちで近未来の展開を考えたほうがイイと考えたからなのです。 自分の強みはなにか? すくなくとも自分の専門に於いては、洋書を読むことが苦でないことです。 これで国内にいても数年程度の差は付けられる。 すこしはアドヴァンテージになる、というものです。 それにいまどきは以下のような書籍について、定額会員コースがあります。 もう、乱読の環境は整っているのです。 https://ssearch.oreilly.com/?q=visualization https://search.packtpub.com/?query=Visualization&refinementList%5Breleased%5D%5B0%5D=Available 昨夜は就寝前、データ可視化にかんするいくつかの言語の電子書籍の頁を繰りました。 MATLAB, Mathematica, D3.js, Processing 2, ...... 時代は変わりましたよね。二十年前はいろいろと自作しなければならなかったのですから。あとは 3D 系で Unity/Unreal といったところでしょうか。 これからも SE+PG としての復帰を目指して自学します。 そうそう。 放送大学の学部に入学しました。 ええ、「学部」です。 これから8年ぐらいたっぷりとかけて、諸学問をやり直します。 すでに学界で枯れた知見になっているのに知らないで損をしていること、たくさんあると感じているのです。